
壮絶で美しくて切なくて苦しい 映画「国宝」
こんにちは、山内めぐみです。
昨朝庭仕事をしたらすっかり日焼けして、熱中症気味です。
気を付けないといけませんね。
さて、先日話題の映画「国宝」を観てきました。
歌舞伎界を舞台に血筋と才能のはざまでもがき苦しむ二人の歌舞伎役者を吉沢亮と横浜流星が演じるとあって
とても楽しみにしていた映画です。
観終わった今、余韻がものすごいです。
とにかく素晴らしかった。
二人は女形を演じるのですが、所作から視線、せりふ回し、歌舞伎素人の私でも圧倒されるものがありました。
映画の途中、もうスクリーンの中の二人は吉沢亮でも横浜流星でなく「喜久雄」と「俊介」でしかなく、
二人の友情と葛藤、苦しみがものすごい勢いで押し寄せてきます。
喜久雄と俊介以外の登場人物も素晴らしく、上方歌舞伎のスターに渡辺謙、その妻に寺島しのぶ
喜久雄と同郷の幼馴染に高畑充希、人間国宝の歌舞伎役者に田中泯とそうそうたる面々なのですが
少年喜久雄を演じた黒川想矢のすばらしさは特筆すべきものがありました。
これからご覧になる方も多いと思いますのでストーリーには触れないようにしますが
この「国宝」は間違いなく今年の映画賞を総なめにするであろうし、出演者全員の代表作に
なろうかと思います。
元来映画館がそんなに好きではない私ですが、この作品は大スクリーンで見るべき!
上映中にもう一度見に行きたいと思っています。
